市場のグローバル化が進展するなかで、模造品や化学物質規制、規格統一など配線資材も業界全体で取り阻む課題が出てきており、工業会設立への期待が高まっている。
髙橋信房氏(セフティデンキ社長)などが呼びかけて工業会設立準備事務局(セフティデンキ内)を設置、アンケート調査など情報収集を行ってきた。
平成20年1月にはメーカー、商社80人が参加し初の交歓会を開催、業界の社会的地位向上へ工業会設立で意見がまとまった。
そのため、事務局では団体設立のための異体的な準備を進め、このほど10社が参加して設立準備会議を開き名称、会則などを決定した。正式名称は日本配線資材工業会(略称:JWAA)。
目的は「電気器具、電気機器に使用される配線資材に関する、製品の品質向上と普及を図り、製造及び販売を通じて会員相互の発展とわが国経済の繁栄と国民生活の向上に貢献する」。
事業内容は生産、流通、消費及び貿易に関する調査研究・統計、技術の開発向上及び安全確保に依る対策、配線資材及び材料に関する規格の統一と普及などを掲げている。
会員資格は、配線資材の国内メーカー、海外メーカー日本法人、販売会社、貿易販売会社。
対象製品は、結束ベルトなどファスナー品へ配線ダクト・チューブ・基板アクセサリー・コネクターなど保護固定品、表示材料・印刷機器・ラベル・圧着端子・端子台など機能部品。
平成21年1月から会員加入を募り、10月に設立総会を開催し事業を展開する。
一般社団法人 日本配線資材工業会
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