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原点に戻りお客さまに尽す

平成21年1月28日 オートメレビュー

原点に戻りお客さまに尽す

昨年は9月のリーマンショック後から景気が急速に悪化した。一斉に設備投資の抑制が始まり、配線資材業界もその影響を受けている。オイルショック、バブル崩壊など経験しているが、今回の世界同時不況はこれまでの経験が通用しないほどの衝撃である。このような状況の中で、当社業績も前9月期までは予定通り推移してきたが、今9月期に入ってからは売り上げが減少に見舞われている。景気見通しは非常に予測困難であるが、あえて言えば3月頃に底となり、L学型の状態が1年以上続くと見ている。
ただし、発端の米国はもとより欧州、アジア、中東、北米・南米とそれこそ全世界で景気が悪化している。大きな地殻変動であるという見方も出ているほどで、現時点では今後どう景気が推移するのか判断できない。
それよりも、当社はどのような景気変動にも対応できるよう、会社の体質に柔軟性を持たせる。同時に、一度、原点に戻り、販売製品を含めあらゆる面を「お客様に尽す」という観点から見直す。
販売製品では選択と集中を行う。また、当社の特色である、新しい企画商品を生み出す能力を高めていきたい。すでに何点かの企画案があがっているので、事業化に結びつける。そして難局を乗り切りたい。
ところで、配線資材は過去50年間、、いろいろな製品が開発され市場も拡大しているのに「業界」がなかったが、ようやく、1月9日にメーカー、商社様64社の参加協力を得て「日本配線資材工業会(JWAA)」が発足できた。これで、業界としての存在が認められる第一歩を踏み出せたが、社会的な地位向上へ業界全体で取り阻み解決すべき課題も多い。
会長を仰せ付けられた私としても、また、当社としても積極的に参画し、業界の発展に少しでもお役に立ちたい。

一般社団法人 日本配線資材工業会
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