全国の配線資材関連のメーカー、商社64社が参加し、日本配線資材工業会設立総会を9日、東京都中野区の中野サンプラザで開催、正式に発足した。初代会長に髙橋信房氏(セフティデンキ社長)、副会長に姫野富治氏(ケー・シー・シー・商会相談役)、松本年生氏(アール電子社長)が就任した。
配線資材は電子・電気製品・装置の配線を保持するのに不可欠な製品であるにもかかわらず産業として確立されていなかった。それだけに、社会的な地位の向上へ工業会の積極的な取り阻みが期待される。
正式名称は「日本配線資材工業会(Japan・Wiring・Accessorie's・Association=JWAA)」。
総会は会則承認、役員選出ののち事業計画、収支予算を満場一致で承認し正式に発足した。
工業会の目的は「電気器具、電気機器に使用される配線資材に関する、製品の品質向上と普及を図り、製造及び販売を通じて、会員相互の発展とわが国経済の繁栄と国民生活の向上に責献する」。事業は生産・流通・消費・貿易に関する調査研究・統計、技術の開発向上、安全確保の対策、規格の統一、会員相互の交流などを掲げている。
組織は、理事会の下に運営・広報の2委員会、ファスナー・保護固定品・機能・商社の各部会を設置し異体的な活動を行う方針である。
髙橋会長は「配線資材は配線に不可欠な商品ながら、どちらかといえば裏方の役割であり、配線資材で50年の社歴を超える会社があるにもかかわらず、業界としての位置付けが明確でなかった。北海道から九州まで全国の会社に集まっていただき、本日初めて業界としての足場ができた。今後は会員会社の経営に貢献できる組織体としての役割を担う一方、産業としての社会的地位の向上に努めたい」とあいさつした。
なお、役員構成は次の通り。
会長=髙橋信房 副会長=姫野富治、松本年生 理事=中村利恵(品川商工社長)、佐藤昭(エスジー工業社長)、竹内保市(竹内工業社長)、園村正徳(ファスコ社長) 監査役=片田勇雄(東方電材社長) 顧問=阿部動(協立電業社長)、関谷昭憲(品川商工専務)。
一般社団法人 日本配線資材工業会
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