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配線資材工業会が発足

平成21年1月14日 電気新聞

配線資材工業会が発足

商社やメーカー~規格統一など図る

電気配線の結束器具や保持器員を扱う商社やメーカーが参加する「日本配線資材工業会」(JWAA)がこのほど、発足した。9日夕に都内で開かれた設立総会では会員企業となる64社の関係者ら164人が出席し、工業会の設立目的など会則を決定した。会長にはセフティデンキ(東京都中野区)の髙橋信房社長が就任した。今後、顧客ニーズに対応した規格の統一を図り、会員企業の品質向上を目指す。
工業会は設立総会で基本方針と初年度の事業計画も決定。基本方針では配線資材に関する調査・研究や、技術の開発向上、規格統一、研究会や講演会の開催、会報発行などを行うことを定めた。
業計画では、ホームページの作成、品種別の部会設置と研修会の開催、電機や配電制御機器、電気工事など他業界団体との連携を決めた。将来的に社団法人化も見据える。
ホームページについては、製品のデータ検索を行える仕組みも検討。会員企業製品の規格統一などを通じて、顧客ニーズに合った製品を取り寄せやすくする。また、使用に適さない品質の粗要な製品が流通するのを防ぐ。
JWAAが対象とする製品は「ケーブルアクセサリー」と呼ばれる配線まわりの器具類。配線をまとめる結束バンドや配線を保持するクランプ、端子を保護するスリーブなどを含むが、いまのところ厳密な形での範囲は決まっていない。

一般社団法人 日本配線資材工業会
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