新聞・取材

平成20年8月22日 日刊工業新聞

「配線資材工業会」設立へ

統一規格・RoHSに対応

電気設備工事の資材メーカーと資材商社が09年春をめどに、「配線資材工業会」を設立する方針を固めた。現在約50社の参加が内定している。セフティデンキ(東京都中野区、髙橋信房社長)に事務局を置き工業会設立に向け準備する。
工業会が中心となって製品の統一規格づくりや、欧州特定有害物質規制(RoHS)などの適合認証の一元化を進める。
配線資材工業会は結束バンド、配線ダクト、端子台などを製造・販売する企業の集まりとなる。
これらの配線資材に特化した工業会はこれまでなかった。電機業界には大手企業が主導する団体はあるが、大規模団体と配線資材を扱う中堅企業のニーズとは合致しないことが多かったという。
配線資材やその材料に関する規格づくりや、海外製の安価な模造品流入対策などのため、業界がまとまって行動する方がよいと判断した。製品認証を迅速にするなどにも工業会を役立てる。
配線資材は種類が多いため、工業会発足後に製品規格をどのように統一していくかなど課題もある。セフティデンキの髙橋社長は「数年前から設立を模索していた。配線資材業界の発展につなげたい」と話す。

一般社団法人 日本配線資材工業会
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